道路標識、道路照明灯の主要部材として鋼管が多く使用され、愛知県下でも数多く鋼管柱が設置されていますが、その多くは表面を塗装した物と溶融亜鉛メッキ加工した物の2種類に大別され使用されています。
本来、腐食防止の為に施された塗装やメッキ加工ですが、近年動物の糞尿や大気汚染の悪化により、腐食の進行サイクルが早くなっていると思われます。
当協会では腐食による標識板や灯具の落下、支柱の転倒等の予防処置として、既存鋼管柱の腐食状況を目視による初期点検に3段階の判断基準を設け、エコーや音波による詳細な測定の必要性や危険な鋼管柱の撤去・建替えを提案しています。
取替ランク | 判 定 | 腐食程度の内容 |
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1 | 至急取替 | 腐食がひどく、内部に侵食している。 |
2 | 近々に取替準備 | 傷、錆びもあり、侵食が進んでいる。 |
3 | 取替不要 | 小さい傷により所々に錆があるが、当面問題はない。 |
●標識柱…地際部・溶接部・ボルト及び連結部
●照明灯…地際部・溶接部・ボルト及び連結部・曲げ加工部・ボックス部・配線の引込部