昨年の愛知県の交通情勢は、交通事故死者数が212人と前年に対比して1人マイナスとなりましたが、14年連続の全国ワースト1位となり依然厳しい状況が続いています。本年も通学路やスクールゾーン、自転車走行空間、高齢運転者の安全対策等の研究とご提案を通じ、悲惨な交通事故の減少に寄与してまいります。
昨年も熊本大地震など大災害に見舞われた一年でしたが、当地においては南海トラフ巨大地震に備え本年度も「非常災害時保安機材供出ネットワーク」の体制を整え地域防災訓練を実施し、春日井市で開催される愛知県総合防災訓練にも参加いたします。
また、道路標識、道路標示、防護柵、道路反射鏡などの老朽化対策には、メンテナンスサイクルの設定による更新が必要とされています。本年度も「老朽化した安全施設及び危険箇所調査」を実施し、安全安心な交通安全施設の整備に寄与してまいります。
通学路の安全対策は各自治体により整備されてきておりますが、昨年も横浜市における事故のように、通学路の列に車が突っ込むという事故が多発しました。通学路にはカラー標示を施工するとともに、車道幅を狭め「高強度の歩行者自転車用柵」の設置を提案いたします。さらに全国運動に発展した「子どもを守ろうプロジェクト」を推進いたします。
建設産業における高齢化と若年従業者の問題に対応し、登録標識・路面標示基幹技能者、道路標識設置・診断士等の育成、更には魅力ある雇用環境への取り組み、工事発注の平準化の推進に取り組みます。
社会に貢献する協会として、主に以下の公益活動を展開してまいります。