当委員会は、交通安全対策の提案や調査研究及び交通安全施設の保全ボランティア等を通じて交通事故の抑止、会員各社の交通安全意識の向上を図ることを目的として活動しています。具体的活動として、愛知県下9建設事務所管内のカーブミラー及び路側標識の清掃点検ボランティアを実施しています。
本年度も10月1日から10月4日の4日間、県下9建設事務所管内で会員52名によるカーブミラー及び路側標識の清掃・点検ボランティアを実施しました。
1日は西三河、海部、豊田加茂建設事務所の3事務所管内、2日は一宮、新城設楽建設事務所の2建設事務所管内、3日は知立、東三河、知多建設事務所の3建設事務所管内、4日は尾張建設事務所管内で実施しました。各建設事務所の担当者様と事前協議を行い、ご希望や指定路線を伺いながら進めました。当日は、担当幹事を中心として安全ミーティングを実施し、3〜4名1組となって安全第一で作業を行いました。
山間部においては、カーブミラーや路側標識が樹木の枝で遮られていたり、鏡面や標識板にコケなどが付着して見えにくくなっていたりして、安全に支障を生じるものがありました。それらを見えやすい状態にし、安全な視界を確保することにより、カーブ地点での事故防止に少しでも役立てればという思いで作業を行いました。
同時に、支柱や取付金具の状態を点検し、倒壊や落下事故の危険性を除去、軽減を図りました。
交通安全施設が十分に機能する状態で保全されることは、交通事故防止に欠かせない条件であると考えます。しかし、過酷な自然条件の中においては、行政側の努力だけでは追い付かないところもあります。そのような部分を、我々利用者が自らの手でお手伝いすることで、「安全施設の保全」と「安全意識の高揚」が得られるということはとても意義深いことであります。
会員49社それぞれが安全意識の高揚を図りつつ今回のボランティア活動を無事終えることができ、ご参加頂いた会員各社の皆さまへ感謝申し上げるとともに、この意義深い活動をさらに高いものにしていけるように今後も努力してまいります。