私ども愛知県協会では、2008年度から交通事故対策の一環として交差点のカラー舗装の施工をしております。新聞や報道等でとりあげられておりますが、これらの対策により車両の交差点への進入速度が平均1割程度低下し、その他の挙動についても改善効果が出ております。
尾張地区での対策事例(愛知県)
東三河地区での対策事例(愛知県)
当協会では、このような路面のカラー化による減速効果を更に中小交差点への対策へと活かして行くことをご提案いたします。各市町に多い、いわゆる「抜け道」での交差点や、信号機の無い交差点への対策としても広く活用できるものと考えております。特に「抜け道」などの生活道路上では、高齢者や子どもが事故に巻き込まれる危険性が高く、早急な対応が求められる地点が愛知県内に多く点在しています。それぞれの現場に応じた具体的対策をお考えの際には是非当協会をご活用願います。各地域の専門的知識を持った会員がご相談に応じます。
西三河地区での中小交差点対策事例(岡崎市)
西三河地区での中小交差点対策事例(岡崎市)
2009年9月に当協会が開催いたしました、「技術研修会」においてプレゼンテーションさせて頂きました、通学路対策(グリーンのカラー標示)や自転車走行環境整備対策(青色のカラー標示)への調査、研究、提案も引き続き取り組んでまいります。このような行政の積極的な取り組みによりドライバーの意識がすこしづつ変わりつつあることを実感するとともに今後益々の効果が上がるよう専門業者団体として少しでもお手伝いができればと考えております。
海部地区での歩行者対策事例(弥富市)
豊田加茂地区での自転車対策事例(愛知県)
職業能力開発促進法(昭和44年法律第64号)に基づいた国家検定制度であり、現在137職種が実施されています。路面標示施工技能士制度は、昭和61年から対象職種(単一等級)に加えられ、工事施工者の有する技能を一定の基準によって検定し、合格した者は「技能士」として厚生労働大臣から認定された称号を付与された国家資格です。
建設業法(昭和24年)法律第100号では、平成10年6月18日付建設省第1359号(現国土交通省)により、路面標示施工技能士は、下記の資格を有することになりました。いわば国土交通省が認定した国家資格といえます。
路面標示施行技能士検定の様子
路面標示工事を専門的に施工する企業として、技術の向上と「技術者」の地位向上を図ることは、工事の適正な施工を確保するとともに、発注者に良質な建設生産物を提供することになります。
技術と経営に優れた企業が成長することは、地域社会、ひいては国家発展のためにも大きな社会的貢献をすることとなります。
当協会は路面標示工事に対して、能力を有する多くの路面標示技能士が所属している事業者の団体です。
路面標示施行技能士検定の様子