平成25年度事業計画
昨年の愛知県の交通情勢は、残念ながら235人もの多くの命が失われ、10年連続交通事故死亡者数全国ワースト1位となりました。また、通学路において登校途中の児童の列に車が突っ込むという悲惨な事故が全国で多発しました。この通学路の事故対策として全国一斉に安全点検が行われた際には、約6万カ所もの危険個所が指摘され、愛知県においても4,693カ所が報告されています。本年は子どもたちの安全を守るために、「子どもを守ろうプロジェクト」で培ったノウハウを生かしカラー標示や防護柵等の安全提案を積極的に推進してまいります。
昨年の兵庫県における「子どもを守ろうプロジェクト」第4回全国交流会では、北は秋田県、南は鹿児島県と正に全国規模での参加がありました。愛知県から呼びかけた犯罪や交通事故、災害から子どもを守る運動が、名実ともに全国に大きく拡がってきています。本年も防犯少年団「KONOHAキッズ」への支援を継続するとともに、愛知県「児童生徒等見守りネットワーク」へ参加し、未来を担う子供たちの安全確保に寄与してまいります。
災害対策としまして、当地において予想される南海トラフ巨大地震に備えて本年度も「非常災害時保安機材供給ネットワーク」の体制を整え、地域防災訓練を実施します。また稲沢市で開催される愛知県総合防災訓練にも参加してまいりたいと存じます。
また一層の社会貢献を目的に、本年は一般社団法人の設立を準備してまいりたいと存じます。
社会に貢献する協会として主に以下の活動を展開してまいります
- 交通安全の推進に貢献
交通安全施設の専門工事業者団体として、平成25年度も引き続き安全技術の研究普及・危険箇所の調査・交通事故低減への提案など総力で行うと共に、交通安全県民運動に積極的に参加し県下の交通安全の推進に貢献してまいります。
- 「子どもを守ろうプロジェクト」の事業継続実施
- 各自治体への子どもを守る安全施設の普及をめざしPR活動を行ないます。
- 愛知県警察本部が設置した防犯少年団「KONOHAキッズ」への協力を行い、子どもたちの防犯活動を支援します。
- 市町村モデル校へカラー標示等の通学路安全施設を設置するボランティアを実施します。
- 全国各都道府県協会と連携し「子どもを守ろうプロジェクト」の全国展開を推進します。
- 愛知県教育委員会の「児童生徒等見守りネットワーク」に参加し、児童生徒の安全確保に協力します。
- 非常災害時の体制整備
- 「非常災害時保安機材供給ネットワーク」の地区別出動班による地域ごとの訓練を実施し、非常災害時の出動に備え体制を整えます。
- 愛知県総合防災訓練へ参加し、関係機関とともに地域防災に貢献します。
- 愛知県建設部の備蓄する災害用保安機材の被災場所への設置協力を致します。
- 緊急輸送道路の整備への提案、協力を行ないます。
- その他の公益活動の継続実施
平成8年から実施してきた交通安全対策事業や交通遺児基金事業などの継続実施(18年目)を致します。