平成22年11月16日、前山会長、本多交通安全運動事業委員長と「財団法人 東海交通遺児を励ます会」を訪問し、寄付活動を行いました。この寄付活動は今年で7年目になりました。
「財団法人 東海交通遺児を励ます会」では、「はばたけ」という会報を年3回発刊しています。「はばたけ」では行事報告や今後の行事予定などを掲載しています。行事報告では、会の行事に参加した交通遺児のみなさんの写真や作文も掲載しています。最新号の「はばたけ」巻頭の作文を下記に掲載させていただきます。交通事故によりお父さんを亡くし、「ぱぱをかえして」と訴える幼い交通遺児の訴えを私たちも自分のこととして拡めていきたいと思います。また、このたび、励ます会の40周年記念冊子が発刊されることとなり、前山会長が記事を寄稿いたしました。
「財団法人 東海交通遺児を励ます会」は、昭和44年3月に発足し、民間からの寄付のみで運営しています。今年で41年目を迎えました。会の主な活動のひとつに毎年12月23日に行なわれる「交通遺児を励ます大会」があり、交通遺児の家庭が支援者、寄付者と集います。平成21年12月23日に開催されたこの大会に参加しました。大会では交通遺児のみなさんが作文を発表します。みなさんが一生懸命に発表する姿はすばらしく心を打たれます。中でも、幼稚園年長の女の子が作文を読んだときは、会場にいた大勢の人たちが涙していました。交通事故は被害者と加害者の意識の違いが大きいと聞いたことがありますが、彼女の作文を聞いたときこそ、そのことをとても痛感いたしました。
現在、交通遺児の人数からみますと、15年前と比べて3分の1に減少しました。減少した要素としては、少子化、事故の減少、交通遺児の方との連絡の糸口が減少したことなどが挙げられます。しかしながら、日々多くの交通遺児が生まれ、悲しく苦しい思いをしています。これからも交通事故の防止に努めると共に、寄付活動を継続し、交通遺児のために少しでもお役に立ちたいと思いました。