今回のボランティア活動を行ったのは犬山市の南側に位置する犬山市立犬山南小学校です。
犬山市は古くからの城下町で生活道路(通学路)が非常に狭小で入り組んでいます。なので車からの視距も悪く危険な通学路が多くありました。その中でも、特に危険な通学路を教頭先生と相談して選定して、施工をしてまいりました。
施工は、通学路を強調するみどりの線を中心に、通学路を表示する貼り付けシート、停止線では必ず止まるためのストップマーク、車が危険な左折巻き込みをしないようにするポールコーンなどです。入り組んだ通学路の危険を少しでも緩和できることを願い施工してまいりました。
施工寄贈された安全施設
昨年制定されました「国土強靭化基本法」において、道路においては大規模災害発生時の円滑・迅速な避難・救援の確保(避難路・避難施設・緊急輸送道路整備)が基本施策をされております。
私共の愛知県においては、特に沿岸部において、南海トラフ地震による甚大な被害想定が行われています。
蟹江町におかれましては、防災減災対策を積極的に推進されており、愛知県協会からの提案にもご理解をいただき、ご協力を賜りました。
今回の設置について特徴的なのは、近年技術の進歩の著しいソーラー式LED標識を採用したことです。
夜間停電時には真っ暗になってしまい、太陽電池式の照明やサインが道しるべとなります。また、避難誘導路にみどり色の発光鋲や標識を設置し、蟹江町役場からもPRいただき「みどりの発光鋲は避難場所!!」であることを住民の方々にもご認識いただくこととしました。さらに避難者の視線を考慮し、路面シートによる誘導も行いました。
8月8日には、蟹江町役場において目録の贈呈を行い、8月20日、21日に、近鉄蟹江駅から避難場所である蟹江中学校までと、国道1号線までの間約650mに、避難誘導標識を設置。9月9日、大変ありがたいことに、横江町長様から感謝状を賜りました。
みどりの自発光縁石鋲
蟹江町役場にて目録を贈呈
貼付式避難誘導シート
ソーラー式避難誘導サイン