平成23年の東日本大震災においては、大津波の発生により多くの人々の命が失われました。愛知県の被害予測では、最大クラスの地震・津波による死者が半田市においては最大200人にものぼるとされています。このため、半田市では本年3月「半田市津波・高潮避難計画」を策定し、7つの小学校区ごとに「地域別避難計画」を公表しました。計画では、津波避難路における円滑な避難に対応した避難誘導標識の設置が必要とされております。
そうした中、当協会から「子どもを守ろうプロジェクト」の一環としてボランティア活動の申し入れをさせていただきましたところ、ちょうど避難誘導標識の整備計画が推進されているところであり、誠にタイミングよく受け入れていただきました。半田市役所との打合せの結果、臨海部にあり、区内を流れる阿久比川に津波遡上の危険があるため避難対策が急がれる地区ということで、「さくら小学校区」が対象エリアに決定しました。
市役所からご要望いただいた避難誘導路は、市役所新庁舎の北側と南側の2路線です。避難所としてはさくら小学校があり、緊急避難場所として半田市役所とサンポートホテル半田が指定されています。現地調査の結果、緊急避難場所に海側から避難誘導するために、この2路線に〈ソーラー照明式避難場所標識(両面)〉2基及び〈貼り付けシート〉12枚を設置することといたしました。
設置に先立ち、8月25日、半田市役所において目録贈呈式が行われました。半田市長榊原純夫様から「貼り付けシートは歩行者や子どもたちに大変分かりやすく、またソーラー照明式避難場所標識は夜間停電時にも安心です。今回の避難誘導標識の寄付を足掛かりに主な避難路への避難誘導標識によるサイン計画に着手してまいります。」と感謝の言葉をいただきました。さっそく翌日より設置作業を行い、無事工事を完了いたしました。
今回、半田市さくら小学校区に施工寄贈した
〈ソーラー照明式避難場所標識〉(写真左・右上)
と〈貼り付けシート〉(写真右下)
今回のボランティア活動を行ったのは半田市で、内容としては「災害から子どもを守ろう」ということを考え、避難誘導路案内を行いました。
詳細な場所は、半田市様と打合せの上、津波遡上の危険のある「さくら小学校区」に決定いたしました。
この校区の避難所にはさくら小学校が、緊急避難場所には半田市役所とサンポートホテルが指定されています。
そこで、市役所新庁舎の北側と南側の2路線に〈ソーラー照明式避難場所標識〉と〈貼り付けシート〉を設置することとしました。
半田市長様へ施工寄贈
について説明
平成27年8月25日、半田市長・榊原純夫様宛てに今回の施工寄贈の目録の贈呈並びに説明を行ってまいりました。
半田市長様からは、協会の取り組みに対し高く評価するとともに、今回の施工に関し大変感謝をしておりますとのお言葉を頂戴いたしました。
平成28年3月28日に今回の施工寄贈に対し半田市長様から感謝状を頂くことができました。
貼付けシートは歩行者や子供たちに大変わかりやすく、またソーラー照明式避難場所標識は夜間停電時も安心です。「寄贈していただきありがとうございました」とお言葉を頂戴いたしました。